キュビズムカットは、自分で再現できるのか?

 

前から見たときは玉子型,斜め後ろから見たときにハート形になっているのがバランスが良いです。

今までいろいろなカット方法を習ってきました。

パタン化された切り方

裾の長さから順番に長さを切りそろえていくカットや、

円心法といって毛流れから引き出してカットしていく方法

テクニック的には、スライドカット、チョップカット、、コンケーブ,エベレーション等々、

カットの道具はいろいろな種類のセニング(すきばさみ)レザーカット、長い鋏から短い鋏

切る練習はもっぱらウィックです。

 

ウィックで練習してもウィックと同じ頭の形の人もいなけれは,髪質や生えくせ、髪の質感は全く違います。

今まで延べ人数約3万人の頭を触らせてもらっていますが、親子や兄弟は似ていますが、同じ頭の形や髪質の人には出会っていません。

なのでカットはただ切るだけでは、その方にあったスタイルができないのです。

頭全体の形の把握してから生えくせ、毛流れ、お客様の髪の履歴(パーマやカラーなど)をじっくり考慮してカットしていかなくては良いヘアースタイル作りはあり得ないんです。

なんとなくカットしていたり、おしゃべりしながらカットしているとあれ?

というとこがあります。

キュビズムカットを習ってからは、この毛はどのように処理していくか?

細かく分析をしながら切っていきます。

まずは

①頭の形の把握…必ず髪の毛は頭蓋骨から生えています。骨格の切り替わりはどこか?へこんでいるところ出ているとこら左右差

② お客様の髪のくせの把握…縮毛、波状毛,捻転毛、生えくせ、縛りくせ、寝ぐせ、つむじの流れなど

③髪のたまっているところはどこか・・・余分な髪があると(厚く髪がたまっているところ)、手触りが悪くご自分でシャンプーしたときにおさまりが悪くなります。地肌に風が通りやすくなりと髪のおさまりが良い。

④髪は自由に動きます・・・髪の毛束を左右に振ってどちらにも自由自在に動いてもそれなりに収まるように習字の筆のように毛束のようにカットしていきますしていきます。

⑤似合うスタイルはどのように作るのか…お客様のあごのラインからショート、セミロング、ロングとイメージラインを引いていきます。目の所とトップの高さと髪の裾のラインが1対1の比重横のボリュームは目の大きさ1つ分という基準があります

キュビズムカット野デザイン画
すべてのデザインは骨格ベースからなっています

斜め後ろから見たときにハート形もしくは卵型になっているのがバランスが良いです。

仕上がりの写真

お客様が自分でドライヤーかけた状態

初めてご来店の時はロングで縮毛矯正をされてました